チロリアンシューズ 【Tirolean shoes】/靴用語ピックアップ

お役に立ちそうな靴の豆知識や、面白そうな靴・シューズに関する情報をランダムにご紹介。
今回は、国内唯一の靴用語辞典「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著/シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)より、「チロリアン・シューズ 【Tirolean shoes】」をピックアップ。
チロリアンシューズとは、アルプスのチロル地方で発祥したワークシューズのことで、イタリアのDolomite(ドロミテ)SCARPA(スカルパ)などのブランドのシューズが有名だ。

チロリアン・シューズ 【Tirolean shoes】

チロリアン・シューズ 【Tirolean shoes】のイラスト/百靴事典
チロリアンシューズのイラスト
チロリアン・シューズ 【Tirolean shoes】/百靴事典
チロリアン・シューズ 【Tirolean shoes】/百靴事典

アルプスのチロル地方で発祥した、高原や山歩き用の堅牢な靴。もともとは高原で働く牧童たちが愛用していた。  アッパーは厚手の革で、U字型のモカ縫いが施された袋仕立て。底回りはコバが張り出し、ラギッド・ソールなどの本底がつけられているのが典型的スタイルだ。

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チャンキーヒール 【chunky heel】(チャンクヒール)/靴用語ピックアップ

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今回は、国内唯一の靴用語辞典「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著/シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)より、「チャンキー ヒール 【chunky heel】」をピックアップ。チャンキーヒールとは「チャンクヒール」とも呼ばれる、大きめの厚底ヒールのことを表す名称です。

チャンキー・ヒール 【chunky heel】

チャンキー・ヒール 【chunky heel】(チャンク・ヒール)

「チャンキー」とは、「大きい、厚い、がっしりした」という意味。太くて、いかにも頑丈そうなヒールのこと。 プラットフォームと一緒に用いられることが多く、背が高く見えるというメリットがある。1960~70年代に流行した。チャンク・ヒールとも言う。

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やはず(矢筈)・矢筈仕上げ(ヤハズ仕上げ)/靴用語ピックアップ

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今回は、国内唯一の靴用語辞典「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著/シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)より、ドレスシューズ(主に紳士靴)におけるソールのエッジ部分の仕上げ方「やはず(矢筈)」をピックアップ。製靴業界では「矢筈仕上げ・ヤハズ仕上げ(やはずしあげ)」などと呼ばれ、主に最高級紳士靴などに見られる仕上げ法です。

やはず 【矢筈】

本底のエッジのスタイルの一つ。 エッジを矢の先のような三角形の尖った形、 あるいはその先端を落とした台形のような形に仕上げるスタイルのこと。 華著にエレガントに見せる効果があるが、 日本独自のスタイルであり、技術とされている。
→ベヴェルド・エッジ

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「三澤則行 ニューヨークへの道」シューフィル aging mook 2018

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今回は、2018年に発行された「シューフィル aging mook 2018」(シューフィルC&Cネットワーク刊)より、国内外で活躍する靴職人でありシューズアーティストの三澤則行(みさわ のりゆき)氏のニューヨークでの個展を特集した「三澤則行 ニューヨークへの道」をご紹介。

シューフィル(SHOEPHILE)aging mook 2018

シューフィル(SHOEPHILE)aging mook 2018
表紙の写真も三澤氏の靴だ。

「三澤則行 ニューヨークへの道」2009年から2017年11月、そして・・・

「三澤則行 ニューヨークへの道」2009年から2017年11月、そして・・・/シューフィル(SHOEPHILE)aging mook 2018

2017年11月、ニューヨークで個展を行い大盛況を収めた、靴職人・三澤則行氏の個展開催に至るまでの経緯やエピソードが特集されている。

「三澤則行 ニューヨークへの道」シューフィル(SHOEPHILE)aging mook 2018

幼い頃から母親の趣味の美術画集に囲まれて育ったという三澤氏が、靴づくりを志すに至る経緯、ニューヨークの靴学校での特別講師としての経験、オーストリア・ウィーンでの修行、銀座での初個展、カンヌ映画祭での海外女優や映画監督からの靴の受注など、三澤氏の靴作品の写真と共に、2017年ニューヨーク個展への道のりが時系列で記されている。

履くためのファッションとしての靴はもとより、アートとしての靴づくりにも同時に励む三澤氏の今後の活躍が楽しみです。

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Shoemaker of Dreams 夢の靴職人(ゆめのくつしょくにん)フェラガモ自伝

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今回は、国内唯一の靴用語辞典「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著/シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)より、イタリアシューズブランド「Salvatore Ferragamo」創業者であり靴職人のサルヴァトーレ・フェラガモの自伝「夢の靴職人(ゆめのくつしょくにん)」をピックアップ。

ゆめのくつしょくにん 【夢の靴職人】

夢の靴職人(ゆめのくつしょくにん)/百靴事典

フェラガモの創業者、サルヴァトーレ・フェラガモの自伝。 原題は「Shoemaker of Dreams」。 初版は1957年、ロンドンのジョージ&ハラッブ社、 日本語版は1996年、堀江瑠璃子訳で文雲春秋より刊行。 序文は「この本の中でもっともくだらない部分は、 ただのイタリア靴職人に過ぎない私の人生についてのところです」 と書き出され、「これこそが、私の天命による仕事でした」で始まる文章で終わる。 そして本文には、天命として貫いた靴職人としての人生が、 努力によって積み上げられ、いかに創造性に満ちたものであったかが書かれている。 執筆されたのは、1956年。サルヴァトーレは、その4年後に亡くなった。

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Shoemaker of Dreams 夢の靴職人 フェラガモ自伝
「Shoemaker of Dreams 夢の靴職人」表紙

数年前、筆者も購入し熟読しました。
サルヴァトーレ・フェラガモの靴づくりへの情熱と、大戦、ハリウッド女優の足元を支えるべく靴づくりに励む当時の時代背景が生々しく描写されていて、270ページにおよぶやや長編ですが一気に読み終えてしまいました。

アリアンズ【allianz】/靴用語ピックアップ

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今回は、「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著 シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)よりマッケイ式製法での製靴や修理で使われる「アリアンズ」をピックアップ。製靴業界では、アリアンズ機で縫うステッチを「アンズ縫い」などとも言われている。

アリアンズ【allianz】

20世紀初めに輸入されたアリアンズ底縫機/百靴事典
写真は、20世紀初めに輸入されたアリアンズ底縫機

底をアッパーに縫いつけることによる製靴法の一つ。
中底と甲革を釘留め、あるいは接着し、それに本底をセットし、中底、甲革、本底を一緒に縫いつける。縫い方は、マッケイ式と同じロック・ステッチで、初期のものは中底と甲革は釘留めした。  
1886年に独・モエナス社が「アリアンズ」と称する底縫機を開発、日本には1902年に初めて輸入され、大正期に掛けて大いに使われた。

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