『MODA ITALIA(モーダ・イタリア展)&シューズ・フロム・イタリー展 2025-26 Fall/Winter Collections(2025~26年 秋冬コレクション)』を訪れました。  

2025年2月5日(水)、4日から6日までベルサール渋谷ガーデンにて開催中の、「MODA ITALIA(モーダ・イタリア展)2025-26 Fall/Winter Collections」を訪れました。

MODA ITALIA(モーダ・イタリア展)&シューズ・フロム・イタリー展 2025-26 Fall/Winter Collections(2025~26年 秋冬コレクション)

本展示会は、1987年のイタリア靴の展示会「シューズ・フロム・イタリー展」からスタートし、1992年にイタリアのファッション展示会「モーダ・イタリア展」が始まり、2009年より二つの展示会がひとつになり合同展になっています。
イタリアのおしゃれな靴がたくさん出展されています。

会場の様子/MODA ITALIA(モーダ・イタリア)&シューズ・フロム・イタリー 2025-26 Fall/Winter Collections(2025~26年 秋冬コレクション)

110を超えるイタリアファッションメーカーが一同に出展。毎回約2千人の来場者が訪れる。

会場内の出展ブースの様子/MODA ITALIA(モーダ・イタリア)&シューズ・フロム・イタリー 2025-26 Fall/Winter Collections(2025~26年 秋冬コレクション)

アパレル(洋服)、バッグ、靴など、イタリアファッションのすべてを見ることができる。

靴の出展ブース/MODA ITALIA(モーダ・イタリア)&シューズ・フロム・イタリー 2025-26 Fall/Winter Collections(2025~26年 秋冬コレクション)

靴は、レディースからメンズまで、どれも上質なレザーでつくられたお洒落なデザインのシューズが多く並んでいました。

■詳細レポート
https://shoepara.jp/tips/578/

靴職人でアーティストの三澤則行氏の個展『Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(銀座 月光荘)』を訪れました。新作「MUSIC Ⅵ-horn-」を発表!  

2025年1月25日(土)、銀座月光荘で開催中の「Noriyuki Misawa Exhibition『A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 』at MAISON GEKKOSO」を訪れました。
ハンドメイド靴職人の三澤則行氏による、アート作品の個展。
同氏は、靴をモチーフにした芸術作品の制作を行っていて、昨年(2024年)にはニューヨークで個展を開催するなどの実力派アーティストだ。
今回、新作「MUSIC Ⅵ-horn-」の発表を兼ねた個展開催となる。

ギャラリー会場内の様子/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

ギャラリー会場内の様子。

新作「MUSIC Ⅵ-horn(ホルン)-」と三澤則行氏/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

三澤則行(Noriyuki Misawa)氏。
今回の個展で初めてお披露目となる新作「MUSIC Ⅵ-horn(ホルン)-」と共に。
後ろの壁に飾られてるのは、作品のもとになった同氏のスケッチ画。

「MUSIC Ⅵ-horn(ホルン)-」2025年制作の新作/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

新作「MUSIC Ⅵ-horn(ホルン)-」2025年制作。
靴と楽器ホルンをイメージし、革で作られている。

スケッチ画「MUSIC Ⅵ-horn-Drawing(ホルン ドローイング)」/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

制作のもとになった三澤氏のスケッチ画「MUSIC Ⅵ-horn-Drawing(ホルン ドローイング)」。
三澤氏の創作は、必ず1枚のスケッチ画を描くことから始まることから、今回の個展のタイトル「A single sketch」にもなった。
本ポスターは販売もされていた。

「靴の巣(Foot’s Nest)」/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

三澤則行氏の代表作である「靴の巣(Foot’s Nest)」2020年作。
材料は、靴のソールやヒールなどに使われる積み上げ革を使って作られている。
新型コロナウィルス感染拡大をうけ、緊急事態宣言が発出された2020年に制作。
外出の自粛を余儀なくされ、靴が蔑ろにされるような想いから、どうにか靴を違うアプローチで表現できないかと思い制作したのだそう。
そういった当時の三澤氏の思いが、革一枚一枚に積み上がっているように見えた。

ハンドメイド紳士靴「MUSIC Ⅰ」(2018年作)/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

「靴の巣」のすぐ下の段に飾られた、ハンドメイド紳士靴「MUSIC Ⅰ」(2018年作)。
アッパー(甲革)のデザインはもとより、ソールの美しいライン、ヒールやリフト(ゴム部)の形状、土踏まずのタックス飾りなど、オーダーメイドで真摯に靴づくりを続ける中で培った三澤氏の美的感性がうかがえる一足。

漫画本「靴のカタチ 〜靴職人 三澤則行の軌跡〜」/Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」at MAISON GEKKOSO(三澤則行 個展 at 銀座 月光荘)

漫画本「靴のカタチ 〜靴職人 三澤則行の軌跡〜」(原作:中村旭宏/作画:モロトト/発行:The FAN合同会社、文彩堂出版)。
三澤氏の半生を描いたマンガとなっている。

【本個展を訪れて】
三澤則行氏はもともとはハンドメイド靴職人。
現在は、靴職人としての活動の傍ら、アート作品の制作に打ち込み、自身の感性や思想を表現している。
個展は国内にとどまらず、ロンドン、ニューヨーク、パリ、シンガポールでも開催され、海外でも好評を得ている。
また、2025年5月には大阪・関西万博(TEAM EXPOパビリオン)で「未来の靴のカタチ」という展示発表を予定している。
靴職人として、またアーティストとして、今後の益々の活躍を期待したいと思います。
個展は、2月2日(日)まで開催されていますので、ぜひ銀座へ足を運んでみてください♪

個展名:Noriyuki Misawa Exhibition「A single sketch Vol.1 ~ Creative Toughness ~ 」場所:月光荘(画室1)
東京都中央区銀座8丁目7−2 永寿ビルB1F

■詳細レポート
https://shoepara.jp/tips/577/

「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」を訪れました。

2024年12月4日(水)、駐日フランス大使館にて行われた、「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」を訪れました。

本展示会は、フランスのファッションブランド12社による合同展で、12月4日、5日の2日間にわたって開催されました。

「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」会場内の様子

会場内の様子。

子供靴専門メーカー「bellamy(ベラミ)」/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

子供靴専門メーカー「bellamy(ベラミ)」の出展ブース。
1950年創業、信頼の子供靴専門メーカーだ。フランス国内に500以上の販売店がある。

アパレルブランド「KAPARDA Couture(カパーダ・クチュール)」のルームシューズ/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

アパレルブランド「KAPARDA Couture(カパーダ・クチュール)」のルームシューズ。
スヌーピー75周年記念のコラボ商品。モコモコ起毛で温かそう。

バッグブランド「GOOD PEOPLE(グッド・ピープル)」のシューズ/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

バッグブランド「GOOD PEOPLE(グッド・ピープル)」代表のクレマンス氏の足元。
自身がデザインした靴。

アパレルブランド「Ostrea Kollection(オストレア・コレクション)」のエスパドリーユ(シューズ)/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

アパレルブランド「Ostrea Kollection(オストレア・コレクション)」のエスパドリーユ(シューズ)。牡蠣をモチーフにした柄になっている。

ESMOD TOKYO(エスモード 東京校)ファッション展の靴/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

ファッションインターナショナルスクール「ESMOD TOKYO(エスモード)」東京校の学生によるファッション展の足元。
ゴールド素材のレザースニーカー。

ESMOD TOKYO(エスモード 東京校)ファッション展の靴/「第一回 フレンチファッションデイズ展 2024(French Fashion Days in Tokyo)」

同じくエスモードの学生によるファッション展の足元。
おしゃれなストッキングとサンダルの相性がGOOD。

他にも、たくさんの魅力的なファッションアイテムが展示されていました。
詳しくは、以下ページをご覧ください。

■詳細レポート
https://shoepara.jp/tips/576/

10月13日(日)、代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて行われた「靴磨き選手権大会 2024」(東京会場 1st Round 二回戦)を訪れました。

2024年10月13日(日)、代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて行われた、「靴磨き選手権大会2024」 東京 1st Round(二回戦)を訪れました。
本大会は、2018年から開催されている、プロアマ問わず靴磨きのテクニックを競いあう、国内唯一かつ最大の靴磨きコンテストです。
東京会場と福岡会場で勝ち上がった選手達は、来月11月9日、10日で大阪会場にて決勝を争います!

会場の代官山T-SITE GARDEN GALLERY/靴磨き選手権大会2024

今回会場となった代官山T-SITE GARDEN GALLERY。
会場は、選手達の真剣勝負と、多くのギャラリーで熱気に溢れていました。

二回戦スタートの様子/靴磨き選手権大会2024

二回戦スタートの様子。(写真はグループB)
制限時間(20分)で、課題の靴を磨き上げ、テクニック(仕上がり)を競います。
YouTubeでライブ配信される中、実況と声援が飛び、熱い戦いが繰り広げられました。

会場内に展示された参加選手の作品/靴磨き選手権大会2024

会場内に展示された、参加選手たちの作品。
どの選手の靴も、素晴らしい艶感に仕上がっていました。

■詳細レポート
https://shoepara.jp/tips/572/

10月3日(木)、第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)を訪れ、介護靴・リハビリシューズを見てきました。

2024年10月3日(木)、東京ビッグサイトにて10月2日~4日まで行われた、「第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)」を訪れました。

東京ビッグサイト入り口の垂れ幕「H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」/第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)

東京ビッグサイト入り口の垂れ幕「H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」。

/第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)

会場内の様子。
介護向け、障碍のある方向けのグッズが沢山展示されている。

/第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)

介護シューズやリハビリシューズも多く出展されていて、介護が必要な方、リハビリをしている方向けのシューズが展示されていました。

/第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)

(株)リオグループの介護シューズ。
履き口がガバッと大きく開くため、たいへん脱ぎ履きがしやすく、サイズとワイズの展開が豊富なので、装具をつけている方にも履きやすいシューズとなっている。
片足だけでも買えるため、左右サイズ違い(またワイズ違い)で購入することができる。
写真はサンプルのため左右で色が違うが、右足は装具を装着しているので左足と比べサイズもワンサイズ大きくワイズも広くなっている。左右、違和感なく履くことができる。

/第51回 国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R.2024)

写真は、(株)ムーンスターの介護シューズ。
履き口が広く開いて、甲のベルトを止めてしっかり足をホールドできるので、装具をつけた足でもちゃんと履くことができる。

今日も浅草へ。展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れました。

2024年8月31日(土)、靴の街 浅草で開催中の展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れました。

浅草 雷門(あさくさ かみなりもん/ASAKUSA KAMINARIMON)

会場の浅草文化観光センター(7F)は雷門の目の前です。

会場入り口/『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』

会場入り口。

会場中央に展示された、靴にまつわる様々な書籍/『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』

会場中央に展示された、靴にまつわる様々な書籍。

「STEPS(ステップス)日本製靴の歩み」/「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム

STEPS(ステップス)-日本製靴の歩み」。
1990年、日本製靴(現リーガルコーポレーション)発行。
日本の紳士靴(革靴)の歴史を知ることができる貴重な書籍だ。

靴と木型の写真/「STEPS(ステップス)日本製靴の歩み」

靴と木型の写真。
日本製靴と米国「REGAL社」との技術提携について記されたページ。

浅草寺

会場(7F)の1階上(8F)の展望デッキには、外階段で上がることができる。
眺めが良いので、多くの外国人観光客が写真を撮っていた。
五重塔や活気ある仲見世通りなど、浅草寺の全体が見渡せる絶景ポイントだ。

次回、9月12日~30日は、「NO SHOES NO LIFE(ノーシューズ ノーライフ)2 - 靴職人の作品とワークショップを楽しむ展示会」が開催されます。靴作りやワークショップなどに興味のある方は、ぜひ浅草へ足を運んでみてください♪

(関連記事:靴の街 浅草で開催中の展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れ、トークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』に参加させていただきました。

靴の街 浅草で開催中の展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れ、トークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』に参加させていただきました。

昨日8月24日(土)、22日(木)~9月4日(水)まで、浅草文化観光センター7階展示スペースにて開催されている展示イベント『「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム』を訪れました。

「靴の魅力」靴を観る!読む!聴く!―シューカルチャーミュージアム

今回、特別トークイベント「靴を夢見る人&フロントランナーが集うトークイベント『靴族(かぞく)会議 2024 夏』」に参加いたしました。
靴職人や、靴販売、靴メーカーなど、靴に関わる方々との、意見交換や交流を楽しみました。

展示イベントは9月4日まで、31日(土)にもトークイベントがあります!入場無料、参加無料なので、靴に興味ある方、ぜひ浅草に足を運んでみてください♪

■詳細(レポート記事)→https://shoepara.jp/tips/571/

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」を訪れました。  

2024年7月24日、23日~25日まで新宿住友ビル 三角広場で行われている「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」を訪れました。

第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」会場の新宿住友ビル入り口

会場の新宿住友ビル入り口。

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」会場入り口

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」入り口。
本イベントは、インドのアパレルメーカー、繊維メーカーなど、250社以上が出展されている。
インドの繊維製品は、昨今のEPAの繊維品目に対する関税撤廃により関税がゼロ(無税)になったことを受け、日本国内企業からも発注先、仕入れ先、また生産拠点としても注目されています。

「第14回 インドトレンドフェア東京2024(春・夏)」会場内の様子

会場内の様子。
欧米の大手ファッションブランドの既製服や刺繍、アクセサリーの製造を請け負うインド企業が、インドファッションだけでなく、ヨーロッパやアジアに影響されたファッション&生活文化の提案と発信しています。

どのブースも魅力的な服が並び、筆者はインド綿のワンピースやシルク製品に目惹かれました。
本日25日まで行われていますので、ファッション・アパレル業界の方、ぜひ足を運んでみてください。

3月15日「靴の記念日」特別企画-展示イベント『くつくつあるけ~子供靴と絵本のワンダーランド~』(3月22日まで開催)を訪れました。

「靴の記念日」特別企画-展示イベント『くつくつあるけ~子供靴と絵本のワンダーランド~』会場入り口/浅草文化観光センター7階

浅草文化観光センター7階にて開催中の展示イベント「くつくつあるけ―子供靴と絵本のワンダーランド」(3月22日まで開催)を訪れました。

「靴の記念日」特別企画-展示イベント『くつくつあるけ~子供靴と絵本のワンダーランド~』会場の様子/浅草文化観光センター7階

国内で活躍する靴職人18名が製作した子供靴と共に、靴にまつわる絵本が多数展示されています。

「靴の記念日」特別企画-展示イベント『くつくつあるけ~子供靴と絵本のワンダーランド~』展示された靴職人の子供靴/浅草文化観光センター7階

ハンドメイドならではの手の込んだ魅力的な作品が多く、きっとお気に入りの一足が見つかるはず!ぜひ浅草へ足を運んでみてください☆

「靴の記念日」特別企画-展示イベント『くつくつあるけ~子供靴と絵本のワンダーランド~』の案内フライヤー

■イベント詳細
https://shoepara.jp/event/detail/?event_id=288

Q&A:ロックステッチについて

「ロックステッチ」底付け(ソールの縫い付け)時の縫い方について
https://www.parashoe.co.jp/shoes/footwear#rockstetch

靴の修理サービスや通販で靴を永く販売・提供させていただく中で、たまにいただく質問が、「ソール(靴底)を縫ったステッチが擦り切れてしまったら、ソールが剥がれてしまうのではないか?」といったご質問です。
結論からお答えしますと、簡単にソールは剥がれることはないのでご安心ください。

ロックステッチ-ソールの両側から交差縫い

なぜかというと、マッケイ式グッドイヤーウェルト式(またはハンドソーンウェルテッド式)、ブラックラピド式ステッチダウン式といった、マッケイ(アンズ)縫い出し縫いでソールを縫い付ける製法で、靴製造や修理(ソール交換)する場合の縫い付け方式が「ロックステッチ」と呼ばれる、ソールの両側(靴内側と地面側)から二本の縫い糸を絡めながら縫うためです。そのため、地面側のステッチ糸が擦れて切れたとしても、もう一方側の糸は切れていないので、縫いがほつれることはなく、ソールは剥がれることはないです。
また、ソールを縫い付ける前には、しっかり接着も行っていることが多く、たとえ両方のステッチがほつれたとしても、簡単に剥がれるといったこともありません。

グッドイヤーウェルト製法の出し縫いステッチが切れている様子

上の写真は、グッドイヤーウェルト式の革靴(ドレスシューズ・ビジネスシューズ・紳士靴)の地面側の出し縫い糸が、擦れて切れている写真です。こういう状況になっても、ソールは剥がれていません。もう一方(ウェルト側)のステッチが健在だからです。ちなみに、歩行時に一番擦れやすいのはソール中央部であって、縫い糸の箇所(ソールの端部分)は擦れにくい場所なので、糸が簡単に擦り切れるといったことは少ないです。

グッドイヤーウェルト式製法の底面(ソール側)の出し縫い糸(ステッチ)が切れてほつれている状態

写真は、グッドイヤーウェルト式製法の紳士靴の底面(ソール側)の出し縫い糸(ステッチ)が切れてほつれている様子です。

グッドイヤーウェルト式製法のウェルト側(コバ)の出し縫い糸(ステッチ)はほつれていない

同じ箇所の対のウェルト側の出し縫い糸(ステッチ)。
全くほつれておらず、ソールも剥がれていません。
ウェルト側(上部)の糸と、底面(ソール)側(下部)の糸は別々で、二本の糸がソール内で綾かけのように縫われているためです。