靴修理Q&A:ポロ・ラルフローレンのルームシューズのレザーソールをダブルエイチというブランドの紳士靴のような厚底ソール(ビブラム軽量タイプ)へオールソール交換修理(靴底張り替え修善・リペア補修)できるかどうか。

日付:2022/08/15
質問内容:
ポロ・ラルフローレンのルームシューズなのですが、
ダブルエイチというブランドの紳士靴のような、厚底ソール(ビブラム軽量タイプ)への修理は可能でしようか?

ポロ・ラルフローレンのルームシューズのソール(レザーソール)部分

回答:
修理は可能かと思います。
ネットで見ますと、ダブルエイチの革靴のソールの厚みは、
ソール厚23mm、ヒール高38mmとなっていますが、その厚みへの修理でよろしいでしょうか?
アウトソールは、軽量ラバー(ビブラム)のようです。

ダブルエイチの革靴のソールの厚み部分とアウトソール(軽量ビブラム)

修理で再現するには、
添付写真のビブラム8303というスポンジソールが一番近いと思います。
ミッドソールに軽量EVAミッドソールを使い、厚みを調整します。
ビブラム8303の厚みは、ソール約11mm、ヒール高24mmですので、
15mm程度のミッドソールを挟めば、
ソール26mm、ヒール高39mmとなり、ダブルエイチのソール厚に近づけることができます。

ただ、元のルームシューズがヒールが高めのため、バランスを考慮し、ヒール側にミッドソールを足して元のヒール高低差に近づけますので、写真のダブルエイチの靴より、ヒールが高めになると思います。(バランス調整がご不要の場合はお申し付けください。)

なお、写真(ルームシューズ)を拝見いたしますと、元の製法はマッケイ式またはセメント式のように見えます。
マッケイ式やセメント式だった場合、ウェルトの状態によっては、ソール交換に併せてウェルト交換が必要になる場合がございます。その場合、ウェルト代がかかります。

ウェルト交換について
https://www.parashoe.co.jp/repair/#ウェルト交換、取り付け
※交換するウェルトは類似となりますため、構造と体裁の維持を考慮し、
できる限り元のウェルトを使用します。うまくソールと剥がれなかったり、割れていたりして痛んでいる時は交換となります。

以下は、以上内容での御見積もりでございます。

【御見積】

1、紳士靴(ポロラルフローレン ルームシューズ) オールソール交換
ビブラム8303(黒)
軽量EVAソール 2枚程度
(ウェルト交換が必要だった場合 +ウェルト代

ビブラム8303(黒)でのオールソール交換修理例
ビブラム(Vibram)1100でのオールソール交換修理例

追伸:修理させていただきました!

ポロ・ラルフローレンのルームシューズのレザーソールを厚底ソール(ビブラム軽量タイプ)へオールソール交換修理(靴底張り替え修善・リペア補修)後

アウトソールは、ドレッシーな印象のスポンジソール(ビブラムワイドライン)、ソール厚2.8cm、ヒール高4.3cmに仕上げました。


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投稿者:

靴のパラダイス

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