靴修理Q&A:グッチ(GUCCI)ビットモカシンシューズのラバーソールを厚底へオールソール交換修理(靴底貼り替え修繕・補修・リペア)と履き口の甲革切れ直しできるか否か

日付:2022/02/22
質問内容:
グッチのローファーです。
ビブラムソールの1136の厚底のソールにオールソール交換してもらって、履き口が切れてしまってるのでそこも補修をお願いしたいのですが、可能でしょうか?
また、実物をお見せしてないので判断は難しいかと思いますが、まだまだ履ける状態でしょうか?

GUCCI(グッチ)ビットローファー ソール摩耗部分

回答:
ビブラム1136の厚底仕様の旨、承知いたしました。
また、写真を拝見いたします限り、アッパー(甲革)はきれいな状態なので、修理してお履きいただく価値は十分にあると思います。

修理内容といたしましては、
元のソールはダークブラウンに見えますので、以下はビブラム1136ダークブラウン(添付写真1)を使用して、厚底はミッドソールでご希望の厚みに仕上げることができます。
※厚み(使用するミッドソールの厚さと枚数)によって料金が異なります。

ノーマル(標準修理)では、ビブラム1136の厚み(ソール8ミリ、ヒール24ミリ)+縫い付け用ミッドソール(3ミリ)の厚みに仕上がります。
厚底にするには、5ミリや10ミリのミッドソールを使用し、仕上げたい厚みをご連絡いただけましたら、適切な厚みのミッドソールを組み合わせて、ご希望の厚みに仕上げさせていただきます。

履き口の補修は、添付写真2の履き口部分のように、類似革を上から当ててステッチラインに合わせて縫い留めるような修理になるかと思います。

なお、写真を拝見いたしますと、元の製法はマッケイ式に見えます。
マッケイ式だった場合、ウェルトの状態によっては、ソール交換に併せてウェルト交換が必要になる場合がございます。その場合、ウェルト代が別途かかります。

ウェルト交換について
https://www.parashoe.co.jp/repair/#ウェルト交換、取り付け
※交換するウェルトは類似となりますため、構造と体裁の維持を考慮し、
できる限り元のウェルトを使用します。うまくソールと剥がれなかったり、割れていたりして痛んでいる時は交換となります。

ビブラム(Vibram)1136ダークブラウンソール交換事例と、かかと内張修理(スベリ補修)事例
Vibram(ビブラム)1136黒ラバーソール 交換事例

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