日付:2021/05/17
質問内容:
ECCOのゴルフシューズです。
治りますか?
また、修理代も知りたいです。
回答:
拝見いたしますと、元のソールのラバーは劣化してるように見えますので、修理はソール交換というかたちになります。
本ECCOのゴルフシューズの製法は、セメント式という接着式で作られています。
修理の際は、耐久性を考慮し元のような接着式での修理は行っておらず、ブラックラピド製法という、縫い付けの製法での修理になります。
ブラックラピド製法での修理(ゴルフシューズ)
https://www.parashoe.co.jp/repair/#ゴルフ底ブラックラピッド製法
ブラックラピド製法は、ミッドソール(中間底)を靴本体に縫い付け(マッケイ縫い)し、アウトソールをウェルトに縫い付け(出し縫い)する伝統的な製法 で、ゴルフシューズでは一般的な製法のひとつです。
修理方法といたしましては、新しいウェルトを設置し、ミッドソールを靴本体に頑丈にダブルで縫い付け、アウトソールをウェルトに縫い付けます。
そのため、元のソールより、若干厚めになり、重量も重くなります。
以前、当店で以上内容で修理したECCOのゴルフシューズの写真を3枚添付いたします。
なお、体裁的なことですが、
ECCOの靴のソールは、アッパーを包み込むような構造をしている場合が多く、写真3のように、ソール周りに剥がし跡がでてしまう場合があります。できるだけ 高さのあるウェルトを巻きますが、カバーしきれない場合があります。
以下は御見積もりですが、次回修理の際は、ウェルトの縫い(出し縫い)をほどくことで可能になりますので、ブラックラピド製法代はかかりません。
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