日付:2023/12/31
質問内容:
貴店のブログで幅広いシューズリペアの実績を拝見しご連絡させていただきました。
現在、写真のミドル丈のバックジップブーツ(マッケイ製法)のオールソール交換を検討しておりまして…
・Vibram#9105または#2021への交換可能か
・間に5mm厚程のEVAミッドソールを入れることは可能か
・上記の場合の修理費用
についてお答えいただけると幸いです。
リクエストが多く恐縮ですがよろしくお願いいたします。
ちなみに、マッケイでもグッドイヤー製法のようにコバが張り出ているように見せることは可能なのでしょうか?
修理予定品
仕上がりイメージ
回答:
修理は可能だと思います。
ビブラム9105でも2021でも可能です。ちなみに、いただいた仕上がりイメージは9105が近いです。
なお、元がマッケイ式の場合は、ウェルトを写真のようなダミーの出し縫いステッチ付きの革ウェルトへ交換すれば、グッドイヤーウェルト製法の靴のように見せることができます。
ただ、元のウェルトを外すと、靴を傷めてしまうリスクがあるので、職人は進んでやりたがりません。
(うまく剥がれなかったり、痛みがある場合は場合は交換します。通常、できるだけ元に似たウェルトを使用します。)
また、ウェルトの好みも人ぞれぞれで、望みのイメージと違うといった相違も生じやすいです。張り出し幅が大きいウェルトの場合、印象が大きく変わってしまうため、イメージの相違が生じやすい傾向があります。ですので、写真(一例)のような張り出し幅があまりないタイプをおすすめいたします。
出し縫い付きウェルトの一例
【御見積】
ビブラム9105(黒)+EVAミッドソール(5mm)×1枚+ウェルト交換(出し縫い付き革ウェルト)
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