靴修理Q&A:チャーチ(CHURCH’S)グッドイヤーウェルト製法のローファーを厚底(上げ底)へカスタム修理(オールソール交換)が可能かどうか

質問内容:チャーチのローファーを、上げ底へカスタムを検討しています。
カジュアルで履くので、けっこうソールにボリュームを持たせてもいいと考えています。
どのくらい厚底にできるのでしょうか?だいたいの料金と納期も知りたいです。

CHURCH’S(チャーチ)ローファーのソールカスタム(厚底・上げ底)前

回答:
厚底へのカスタムは、軽量EVAミッドソールを数枚使用して、ご希望の厚みへ仕上げることが可能です。仕上げる厚みによって料金が異なってきます。(厚底への修理)納期は4~5週間頂いております。

ニューアンドリングウッドのローファを厚底(上げ底)にカスタムしたオールソール交換修理例

写真は、ニュー&リングウッドのローファーの厚底(上げ底)へのカスタム修理事例です。
ヒール高6.5cmへとのお客様のご指定で、バランスを見てソールの厚みは4.5cm厚に仕上げています。
この内容での修理料金は、ビブラム100厚底(10ミリ×4枚)となりました。

ユナイテッドアローズ「TOOLS AND CONSTRUCTION」のタッセルローファをレザーミッドソールで厚底(上げ底)にカスタムしたオールソール交換修理例

こちらの写真は、ユナイテッドアローズ(TOOLS AND CONSTRUCTION)のタッセルシューズを、レザー(革)ミッドソールで厚底にした修理例です。
レザーミッドソール(約3.5ミリ)を2枚重ねていますので、
ソール厚は17~19ミリ、ヒールの高さは3.5cm程度だったと思います。
この内容での修理料金は、ビブラム1100レザーミッドソール&革積み上げヒールカスタムリペア+レザーミッドソール1枚追加でした。

なお、厚底にすると、元より屈曲しにくくなり歩きにくくなりますので、その点はご了承いただけますよう、お願い申し上げます。


追加質問:
見た目の好みで言うと、上の写真だとやりすぎ、下の写真だと少し物足りない感じにはなります。
履き心地は大きく変わるのは悩みどころです…。
ヒールは現在の靴を見てもらって、出来るだけバランスが変わらないようにしてもらった方が良いです。
今の履き心地は気に入っていますので。

回答:
履き心地をできるだけよくしたい場合は、ミッドソールはEVAの方がよいかと思います。EVAは軽量発泡系ラバーでクッション性にも優れています。
ソール厚2.5~3.0cm、ヒール4.0~4.5cmくらいがほど良いかもしれません。
ご希望の厚みをご連絡いただけましたら、御見積させていただきます。

サントーニのダブルモンクストラップを厚底(上げ底)にカスタムしたオールソール交換修理例

ちなみに、こちらの写真はサントーニのドレスシューズを、ソール厚2.5cm、ヒール高5.0cmで仕上げた修理例です。
アウトソールは、履き心地を考慮してスポンジソールを使用しています。(履き心地は良いそうです。)
バランス的にはヒールは4.0mくらいがよいと思います。基本的には、特にご指定がない場合は元のバランス(ヒール高低差)を考慮し、決めさせていただきます。
この内容での修理料金は、ビブラムソール8359(ワイドライン)厚底(10ミリ1枚+5ミリ1.5枚)となります。
ご参考までに。

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靴のパラダイス

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