お役に立ちそうな靴の豆知識や、面白そうな靴・シューズに関する情報をランダムにご紹介。
今回は、国内唯一の靴用語辞典「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著/シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)より、イタリアシューズブランド「Salvatore Ferragamo」創業者であり靴職人のサルヴァトーレ・フェラガモの自伝「夢の靴職人(ゆめのくつしょくにん)」をピックアップ。
ゆめのくつしょくにん 【夢の靴職人】
フェラガモの創業者、サルヴァトーレ・フェラガモの自伝。 原題は「Shoemaker of Dreams」。 初版は1957年、ロンドンのジョージ&ハラッブ社、 日本語版は1996年、堀江瑠璃子訳で文雲春秋より刊行。 序文は「この本の中でもっともくだらない部分は、 ただのイタリア靴職人に過ぎない私の人生についてのところです」 と書き出され、「これこそが、私の天命による仕事でした」で始まる文章で終わる。 そして本文には、天命として貫いた靴職人としての人生が、 努力によって積み上げられ、いかに創造性に満ちたものであったかが書かれている。 執筆されたのは、1956年。サルヴァトーレは、その4年後に亡くなった。
▼百靴事典(Kindle版)▼
国内唯一の靴用語集!1,600項目もの靴用語を、1,200の図版でわかりやすく解説。
数年前、筆者も購入し熟読しました。
サルヴァトーレ・フェラガモの靴づくりへの情熱と、大戦、ハリウッド女優の足元を支えるべく靴づくりに励む当時の時代背景が生々しく描写されていて、270ページにおよぶやや長編ですが一気に読み終えてしまいました。