アリアンズ【allianz】/靴用語ピックアップ

お役に立ちそうな靴用語などの豆知識や、面白そうな靴(シューズ)に関する情報をランダムにご紹介。
今回は、「百靴事典(ひゃっかじてん)」(大谷知子著 シューフィルC&Cネットワーク2004年発行)よりマッケイ式製法での製靴や修理で使われる「アリアンズ」をピックアップ。製靴業界では、アリアンズ機で縫うステッチを「アンズ縫い」などとも言われている。

アリアンズ【allianz】

20世紀初めに輸入されたアリアンズ底縫機/百靴事典
写真は、20世紀初めに輸入されたアリアンズ底縫機

底をアッパーに縫いつけることによる製靴法の一つ。
中底と甲革を釘留め、あるいは接着し、それに本底をセットし、中底、甲革、本底を一緒に縫いつける。縫い方は、マッケイ式と同じロック・ステッチで、初期のものは中底と甲革は釘留めした。  
1886年に独・モエナス社が「アリアンズ」と称する底縫機を開発、日本には1902年に初めて輸入され、大正期に掛けて大いに使われた。

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