よくある質問(靴修理)

よくいただく質問(靴修理について)

靴修理についてよく頂くご質問を、以下にご紹介させて頂きます。
その他、ご不明な点等ござましたら、質問集Q&Aも併せてご覧ください。
お問い合わせ・ご質問は、お問合せフォームよりお気軽にどうぞ。
(返答に多少お時間いただくことがあります。)


Q:申し込みをしたのに、自動返信メールが届きません。

A: 当店には申し込みは届いておりますのでご安心ください。
ご入力いただいたお客様のメールアドレスに誤りがあるか、迷惑メールに振り分けられてしまっている場合があります。迷惑メールフォルダも一度ご確認ください。また、お客様のメールソフトのセキュリティ設定でブロックされている可能性もあります。なお、スマートフォン等でメール受信設定をされている方は、当店の発信元アドレス「 repair@parashoe.com 」または、送信元ドメイン「 parashoe.com 」を解除いただけますよう、お願い申し上げます。


Q:申し込みフォームが送信できません。

A: 写真のサイズやファイル容量が大きい場合、送信できない場合がございます。
その場合、写真を添付せずにお申し込みいただき、別途メール( repair@parashoe.com )に写真を添付して送信いただけますようお願い申し上げます。

また、カメラの画質設定をウェブ&メール用の低画質に変更いただくか、写真の容量やサイズを編集ソフト等で小さく(軽く)していただければ、添付できるかと思います。


Q:申し込みフォームに写真が添付できません。

A: 写真のサイズやファイル容量が大きい場合、添付できない場合がございます。
その場合大変お手数ですが、1枚ずつ何回かに分けて送信いただくか、メール( repair@parashoe.com )に別途添付頂けますようお願い申し上げます。また、カメラの設定を低画質に変更いただくか、写真の容量を編集ソフトで軽くしていただければ、添付できるかと思います。


Q:店舗に靴を持ち込んで相談することはできますか?

A:大変申し訳ございませんが、現在のところご来店での対応は行っていません。
もしよろしければ、ご希望の修理内容と、靴の写真をメール(またはメールフォーム)で送信いただけましたら、お見積もりなどご返答させていただきます。また、お電話でのご依頼もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。


Q:セメント製法の革靴を、マッケイ製法でソール交換修理可能ですか?

A: はい、可能です。
当店では通常、セメント式(接着方式)のドレスシューズは、修理後の耐久性を考慮し、ほとんどの場合マッケイ式(縫い付け方式)で修理を行っています。


Q:セメント製法やマッケイ製法の革靴を、グッドイヤーウェルト製法でソール交換修理できますか?

A: いいえ、製法上難しいです。
グッドイヤーウェルト製法は、製造時にアッパーと中底とウェルトの3つを「すくい縫い」と呼ばれる方法で縫い付けていますため、修理では再現できません。ただ、マッケイ縫い出し縫いを組み合わせた、ブラックラピド製法での修理は可能です。ブラックラピド式は、見た目はグッドイヤーウェルト式とほぼ同等になりますし、次回のソール交換時もグッドイヤーウェルト式同様、出し縫いのみでソール交換修理が可能になります。(ブラックラピド式への修理


Q:靴の種類によって修理できない場合はありますか?

A: はい。ございます。
一般的なドレスシューズやワークブーツ(甲革とソールとの接着面が平らな靴)でしたらほとんどが修理可能ですが、ソールの形状がつま先やかかと部分に巻きあがった形の場合や、甲革とソールとの接着面が平らではない場合は、製法上修理することができません。 また、カジュアルなスポーツシューズなども修理できない場合が多いです。(→修理ができない靴の例
ご心配な方は、お申込みいただく際に靴の写真を添付いただくか、メールに靴の写真を添付いただきご質問ください。

修理ができない靴の例

Q:ソールやヒールの交換時期(張り替えタイミング)について。どのくらいソールが減ったら修理した方が良いのでしょうか?

A: 下の写真A部分が薄くなっていたら交換時期です。

レザーソールの減り具合と交換時期
レザーソール(革底)中央部を手で押してベコベコするか確認

革底(レザーソール)や平らなラバーソールの場合は、一番減りやすい部分のソール中央部(写真A)を手で押してベコベコするようでしたら、ソールが薄くなっておりますので交換時期です。このままですとクッション性を失った状態ですので、歩行時の足の負担が増してしまいます。

グリップ溝(凹凸)が減ったソール

グリップ溝(凹凸)のあるラバーソールの場合は、凹凸がなくなり滑りやすさを感じたら交換をお勧めいたします。

<早めの修理をおすすめします>

ソールのウェルト部分の減り具合

また、できれば上写真の「ウェルト」部分まで達しない時期に修理されることをおすすめ致します。製法によってはウェルト交換ができない靴があるためです。(多少の減りは補修したうえで修理できます。)

■ヒール交換・修理の時期(タイミング)

ヒール革積み部分の減り具合と交換時期
紳士靴のヒール(かかと)部分、ウェルト、ヒールベース、トップリフト(化粧)

ソール交換時にはヒールも新しいものへ交換いたしますが、もしヒールのみでの修理をお考えの方への目安としては、写真のゴム部分までの減りでしたらトップリフト交換のみで修理可能な場合が多いですので、安く済みます。
それ以上減ってしまうと、ヒールベースの素材(革やラバー)を足しての修理になるか、ヒールベース丸ごと交換になりますので、少し高くなります。

外側が減ったゴムヒール

ご参考までに、ヒールは通常(歩行が正常であれば)外側から減っていきます。上の写真のAの部分(ヒールの外側)が、地面から1.5cm程度減ると足が傾いてしまい、歩行しにくくなるだけでなく、足にも悪影響だと言われていますので、早めの修理をおすすめ致します。


Q:写真のように、ソールに完全な穴が空いてしまいました。ソール交換修理は可能でしょうか?

穴の空いたレザーソール(革底)

A: はい、可能な場合が多いです。
アウトソール側から革を当てて、穴を塞いだうえでソール交換いたします。
中底(靴内の中敷き)側から補強が必要な場合は、別途料金が必要になる場合がございます。革の全敷き(インソール)を靴の形状に合わせて敷いて補強します。

穴の空いたレザーソール(革底)のソール交換修理前と修理後
※お問い合わせいただいた靴を、実際にソール交換修理した写真(グッドイヤーウェルト製法

Q:ソール交換修理後、ソール底面の縫い糸が切れてしまったのですが、大丈夫でしょうか?

A:修理時のソールの縫い糸は、ロックステッチと言われる、上と下(底面側)の2本の糸で縫われています。
これは、お履きになるうちに、地面に接地する底面側の糸が切れても、縫いがほつれないようにするためです。
ですので、そのままお履きなって大丈夫です。(ご参考:ロックステッチについて


Q:ソール交換修理後に、元に付いていたソールを返却いただくことは可能でしょうか?

A: うまく剥がれた場合のみ可能ですが、ご希望に添えない場合が多いです。
通常、元のソールは剥がさずに、グラインダーという機械でソール自体を削り落としてしまうことが多いため、粉々になってしまいます。元のソールが、がっちり付いている場合、無理に剥がしてしまうと、靴側のパーツがソールに 引っ張られ、もしソール側に何かが持って行かれてしまうと、靴を痛めてしまうことがあるためです。
ご希望の場合は、事前にお申し付けください。 ただ、もしうまく剥がれて返却できたとしても、剥がす際に専用工具をつかったり削ったりしますので、傷が付いていたり、一部が破損していたりしますので、その旨をご了承いただけますよう、お願いいたします。


Q:「ゴムヒール」と「革積みヒール+全ゴムリフト」とではどう違うのですか?

A: クッション性、重さ、耐摩耗性、見栄えに違いがあります。
「ゴムヒール」は、すべてゴムで造られていますので耐摩耗性に優れています。ただクッション性は劣り、革より重量が重くなります。 「革積みヒール+全ゴムリフト」の場合は、革を何枚か挟みますので、クッション性に優れ、重量もゴムヒールより軽くなります。ただ 表面のゴムリフトは耐摩耗性に優れていますが、ゴムリフトが減った後の革部分はゴムより摩耗しやすくなります。仕上がりの見栄えは、「革積みヒール+全ゴムリフト」の方が高級感があり、レザーソールとの相性も抜群です。


Q:製法を変えて修理(ソール交換)できますか?

A:マッケイ式製法なら、ほぼどんな製法の靴でも修理できます。
グッドイヤーウェルト式やブラックラピド式、セメント式やモールド式(ソール接着面が平らなもの)などの製法で造られた靴のほとんどは、マッケイ式で修理することができます。但しその逆はできません。 (ブラックラピド式への修理は可能な場合がありますので、ご相談ください。→製法を変えての修理
ご参考:靴の製法


Q:紳士靴は、何回でもソール交換できるものなのでしょうか?

A:いいえ。回数には限界があります。
グッドイヤーウェルト式やブラックラピド式などのウェルト(腰側)にアウトソールが出し縫いされている靴は、ウェルトの状態によって修理できなくなる場合があります。マッケイ式や他の製法の靴は、中底の状態によって修理できなくなる場合があります。ソール交換を繰り返すことにより、縫い穴が大きくなったり、多少ずれるため、革が切れてしまうことがあるからです。


Q:グッドイヤーウェルト製法の革靴の、ウェルトの交換はできますか?

A:いいえ。当店では通常 修理することができません。ただ、どうしてもの場合はご相談ください。
ウェルトの交換は、製造時の木型を用意できる製造元メーカーのみでしかできない修理となります。(ウェルト交換時は、甲革を再度木型に吊り込み直しますので、甲革の状態が悪いと修理できない場合があります。また、修理を受け付けないメーカーもあります。)ただ、どうしても交換をご希望される場合はご相談ください。甲革の状態が良ければ、手縫いによるウェルト交換(9,000円~)も可能な場合もございます。


Q:ドクターマーチンのエアクッション(エアウェア)ソールは、ソール交換修理は可能ですか?

A:はい、可能です。
ただ、純正ソールへはソールがご用意できないため不可能です。
なお修理の際は、マッケイ製法という縫いの方法で修理するのですが、エアクッションソールの元のままでは、 網状のため縫いに耐えられないので、網状の空間に特殊樹脂を流し込んで平らにして強度を向上させるため、元のエアークッションソール独自の履き心地は損なわれます。
修理ソールとしては、どんなソールへも修理可能ですので、ご希望のソールをご指定いただけます。


Q:クラークス・ワラビーのソールの張替え修理で、クレープソールではなく、ビブラムソールなど他のソールへ張替えすることは可能ですか?

A:はい、可能です。
修理方法としては、ミッドソール(レザーでもラバーでも可)を形成したうえでマッケイ縫いし、アウトソールを貼り付けいたします。


Q:近くに住んでいるのですが、そちらへ直接持ち込み、出来上がり後は直接引き取りに行くことは可能でしょうか?

A:いいえ。大変申し訳ございませんが、当店が通信販売専門ショップのため、今のところご来店での対応は行なっておりません。(倉庫作業などで出入りが多いためです。) ご不便おかけし深くお詫び申し上げます。宅配便・郵送でお送りいただき、出来上がり後も宅配便でのお届けとなります。


Q:料金表の価格は、靴の左右両方の交換の価格でしょうか?またこれは部品代と工賃の総額でしょうか?

A:はい。ソール交換、オプション料金は、すべて両足(左右両方)での修理価格です。もちろん部品代や工賃などを含めた総額となります。
ただ修理料金の他に、送料(全国一律)と、お支払いが代引きの場合は代引手数料が別途かかります。
また靴を当店へご郵送いただく際の送料はお客様のご負担となります。


Q:修理(オールソール交換修理)料金が、靴の購入金額と同等または上回るのですが、修理した方がよいでしょうか?

A:アッパー(甲革)の状態が良ければ(甲革に割れやひびがなければ)、オールソールする価値は十分にあると思います。
そう考える理由としましては、修理に使うソール材料はどれもソール専門メーカーの高品質な合成ゴムでできており、耐久性に優れているため、 アッパー(甲革) に問題なければ修理後も長くお履きいただけるからです。(ご参考:当店の修理についての考え>新品を買い替えるより、修理して履き続けた方が得!?


Q:インナー(裏地)の破れは、修理可能ですか?

A: かかと部分(スベリ)は修理可能ですが、かかと以外は基本的には修理することができません。
靴を完全にバラすことができないことと、縫いを入れることができないためです。
ただ、革を上から貼り付ける方法で、補修することはできます。
その場合、履き口から手を入れて、革を上から接着剤で貼り付けるのですが、
うまく貼り合わせることができずよれてしまう場合があることと、ステッチ(縫い)を入れることができないため、足を入れたときにめくれてしまう、あるいは、履くうちに剥がれてしまう恐れがあります。
以上をご了承いただければ、補修を承ります。


Q:甲革の剥げや擦れ、破れの修理は可能でしょうか?

A:いいえ。大変申し訳ございませんが、甲革の破れや剥げなどの破損は当店では補修不可能な場合が多いです。軽微の剥げや擦れは、靴磨き(有料オプション)で目立たなくなる場合もありますが、さほど変わらない場合もあります。


Q:靴底から異音がします。歩く度に靴底からキュッキュッっと音がしますが、これはオールソール交換で直りますか?

A:直る場合と、直らない場合がございます。
今まで修理させていただいたお客様の中には、音鳴がオールソール交換で完全に直ったというお客様もいますし、直らなかったというお客様もいます。
音鳴の原因として考えられるのは下記のとおりです。

1、ソール内のシャンクが外れている、もしくは接着が一部外れている。
2、アウトソール、中物、中底、ヒールなど、歩行時いづれかの摩擦音。
3、歩行時、甲皮とライニング(裏地革)の摩擦音。

1、2が原因の場合は、シャンクや中物をしっかり接着し直せば解消する場合があります。
3が原因の場合は、修理不可能です。

お申込みの際に「音なり修理希望」とお申し付けください。
修理時に、シャンク再接着、その他点検など、音鳴解消を考慮した工程で修理させていただきます。追加料金は一切かかりません。
ただ音鳴の原因がアウトソールではない場合もありますので、治るとは限りません。
その点をご了承いただけますようお願い申し上げます。

音鳴りの修理
音鳴りについて(原因と対処方法)


Q:修理代のお支払いのタイミングを教えてください。
※修理終わった時点でよろしいでしょうか。

A:お支払いのタイミングについては以下の通りです。

1、代引きの場合
修理が出来上がり次第、代引き便(ヤマトコレクト)にて発送させていただきますので、 靴を受け取る際に、ヤマト運輸の配達員の方に代金をお支払いいただきます。

2、銀行振込
修理靴をお預かり後に、御見積りメールをお送りさせていただきますので、メー ルをお受け取りになりましたら、ご入金ください。申し訳ございませんが、作業 効率の関係上、修理が出来上がる前にご入金いただいております。修理は受取直 後に進めさせていただきますので、出来上がり次第発送いたします。

3、クレジットカード決済
修理靴をお預かり後に、御見積りメールとクレジットカード決済ページへのリン ク(ご請求メール)をお送りさせていただきますので、メールをお受け取りにな りましたら、決済いただきます。申し訳ございませんが、作業効率の関係上、修 理が出来上がる前にお支払いいただいております。修理は受取直後に進めさせて いただきますので、出来上がり次第発送いたします。

お支払い方法の詳細


Q:オールソール交換修理後は、到着後すぐに履いても大丈夫でしょうか?

A:はい、大丈夫です。
接着剤などはしっかり乾燥していますし、 マッケイ式グッドイヤーウェルト式などで修理した場合はアウトソールやミッドソール(中間底)が縫い付けてありますので、剥がれるといったようなご心配はありません。