靴(スケボーシューズ/スケートシューズ)が傷みにくい、スケートボード(スケボー)用新素材クリアデッキテープ(透明グリップテープ)の詳細の紹介と貼り方をご説明いたします。
一般的なデッキテープと異なる素材(塩ビ系)で作られた、やや厚みのあるデッキテープのご紹介です。値段がやや高価ですが、靴が非常に摩耗しにくいため、スケボーシューズ(スケートシューズ)が大変長持ちするのが特徴です。靴の買い換え頻度が下がれば、結果的に経済的な商品です。
▼ デッキテープ(グリップテープ)を用意する
▼ スケートボード(スケボー)に貼る
▼ ペニー(Penny)クルーザーに貼る
・テールにも貼ってみた(テールガード)
▼ ブレイブボードに貼る
▼ まとめ
・商品ページ
(説明:靴のパラダイス店長 大嶋信之)
デッキテープ(グリップテープ)を用意する
「PARASHOE クリアデッキテープ(透明グリップテープ)」を用意します。
本デッキテープは、特殊な凹凸のある塩ビ素材に、ガラス粉を散りばめたグリップ力のあるシートになっています。(日本製)
粘着シートを剥がして簡単に貼ることができます。粘着力は強力です。
スケートボード(スケボー)に貼る
一般的なスケートボード(スケボー)に貼ります。
写真は、緑色のデッキ(スケートボード)に貼った写真です。
デッキテープの色がクリアなので、元の色が映えます。
エッジ(縁)部分は、グリップを貼った後に、金属(カッターの角)でガイド(印)を付けて、カッターの刃を斜めに入れてカットしました。
一般的なデッキテープと比べ、やや厚みがあります。
ノーズ部。
トラックを取り付けて完了です。
テール部分。
以上で完了です。
それでは、実際に貼った手順をもとに貼り方をご説明していきます。
ペニー(Penny)クルーザーに貼る
筆者の所有する、Penny(ペ二ー)スケートボード(32インチ)に貼ってみました。
クルーザーとして代表的なペニー(Penny)は、特殊プラスティック素材のボードで、凹凸があり滑りにくくはなっていますが、足への吸い付きがもの足りない感じがあります。
本クリアデッキテープを用意します。
(通常はクリアですが、写真はグラフィックをプリントしたタイプになります。お好きな柄をプリントすることもオプションで可能ですので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。)
クリアデッキテープのグリップ表面の凹凸。
凹凸のある塩ビ素材に散りばめたガラス粉が、強力なグリップ力を発揮します。
トラックを外して、ボードの表面(貼る面)を綺麗に拭きます。
貼る位置を合わせます。(今回は中央のロゴを露出させるため、予めカットしています。)
粘着シートを剥がします。
デッキテープを貼り合わせ、できれば市販のローラーなどを使ってしっかり圧着します。
貼る位置を合わせ、粘着シートを剥がします。
貼り合わせていきます。
粘着シートを剥がしてながら、貼っていきます。
はみ出た余分なシートをハサミで切っていきます。(後でカッターでも切りますので省略可)
最後はカッターを使って切りますので、大雑把に切っていきます。(省略可)
金属棒などを使って、縁に跡(輪郭)を付けていきます。
カッターを使って、ボード(板)の縁につけた輪郭に合わせてカットしていきます。
斜めに刃を入れてスーっと切っていきます。
トラックのネジ穴の部分に、目刺しなどで穴を開けます。
穴を開けたら、金属の棒やドライバーなどで穴を広げます。
トラックを装着して完了です。
ネジ穴に開けた穴は、ネジを思いっきりねじ込んで完全に貫通させながらトラックを装着していきます。
今回は、余ったデッキテープを利用して、カットしてロゴマークの周りにも貼りました。
以上で、完了です。
実際に乗った感想は、かなり調子が良いです!(^^)
本デッキテープを貼る前に比べ、グリップ力が格段に向上し、ボードがしっかり足に吸い付くので、スラロームやオーリーが安定したうえ、チックタックの加速度も飛躍的に向上しました。
また、素材的に若干の収縮性と厚みがあるため、クッション性を感じ、乗り心地が良くなりました。
テールにも貼ってた(テールガード)
筆者がいつも気になっているのがテールで、オーリー時の蹴りこみや、テールブレーキなどで、テールが擦り減ってしまいます。
余ったクリアグリップを使って、テールガードのかわりにしようと思いました。
余ったクリアグリップを、テールの位置に合わせます。
粘着シートを剥がして貼り合わせます。
表面の時と同じように、縁に合わせてカットして完了です。
よく減る箇所をうまくカバーできました。
何回か使用しましたが調子いいです。
また、オーリー時の蹴ったときの音も静かになりました。
擦り減ってきたら、再度貼り直すか、上から重ねて貼ろうかと思ってます。板(デッキ)が痛まないで済みます。
ブレイブボードに貼る
リップスティック(RIPSTIK)というブレイブボードにも貼ってみたいと思います。
筆者は、このボード(大人用)をサーフィンのボトムターンやカットバックなど、ターンやライン取りのイメージトレーニングに使用しています。急激なターンを行うと、たまに靴底が滑ってしまうこともありました。
ブレイブボードのほとんどが、元から付いているプラスティックの凹凸がグリップになっています。
ただ、それだけではグリップ力が物足りないときがあります。
トリック時や急激なターン時は、たまに足が滑ってしまうことがあります。
クリアデッキテープを用意します。
今回は、元のグリップを生かして、グリップの隙間に貼っていこうと思います。
ハサミで簡単かつ自由にカットできるのも、本グリップテープの特長です。
貼る箇所を綺麗に拭きます。
カットする形状を決めるため、紙を当ててペンで凹凸をなぞって形状を書き出します。
写真は、グリップを貼りたい箇所を斜線にしています。
斜線部分をカットして、デッキテープの裏面に輪郭を書きます。
輪郭通り切り出したグリップテープを貼りたい箇所に合わせ、問題なければ粘着シートを剥がして貼り合わせます。貼る前に、形状に問題があれば修正(カット)を加えます。
ノーズ部分を貼り終えた写真。
本グリップテープは厚みがあるため、グリップ間の隙間をちょうど良く埋めることができました。
テール部分に貼り終えた写真。
テール最後部は足を置くことが多いため、大きめにカットしたグリップテープを貼りました。
ノーズ部分同様、元のグリップ間の隙間をちょうど良く埋めることができました。
貼り終えた写真です。
デッキテープの色がクリア(透明)なので、元の印象を損ねることなく貼ることができます。
近くで見ないと貼ってあることがわからないレベルです。
実際に乗った印象は、とても調子が良いです!(^^)
貼る前と比べ、グリップ力が格段に向上しました!
まとめ
本デッキテープは、粘着力が非常に強力なので、どんな素材にも貼れるのが特長です。
ペニー(Penny)のような格子状の凹凸のある面にもしっかり接着できました。
また、多少の収縮性(弾力性)と厚みがあるため、貼った後のグリップ性向上だけでなく乗り心地も良くなり、クルージングがメインの私にとっては手放せないアイテムになりました。
ただ、一般的なデッキテープと比べ、ややグリップ力が劣る感じがしますので、ハイレベルなトリックをされる方には不向きかもしれません。ちょっとしたオーリー程度のトリック、街乗りクルーザーにはとても向いていると感じました。
スケボーシューズ(スケートシューズ)の摩耗(オーリー時の靴側面の擦れ、普段の靴底の摩耗)もしにくいので、靴を長持ちさせたい方や、スケボー初心者~中級者さんにもおすすめできます。
また、カーバー(CARVER)などのサーフスケート、サーファーで裸足でスケボーに乗る方にも、一般的なデッキテープと比べ、足に優しく乗り心地も良いので是非おすすめしたいと思います。
価格的には、デッキテープとしてはやや高価ですが、靴が傷まず長持ちし、靴の買い換え頻度が下がれば、結果的に経済的かと思います。