レッドウィング(REDWING)などのグッドイヤーウェルト式製法でつくられたブーツのソール構造と、ソール交換修理ができない靴の例を説明いたします。
▼レッドウィングなどグッドイヤーウェルト製法のワークブーツの構造
・修理できない靴(グッドイヤーウェルト製法の場合)
▼ソール交換の修理ができない靴の例
レッドウィングなどグッドイヤーウェルト製法のワークブーツの構造
レッドウィングなどの靴の多くは、グッドイヤーウェルト式という製法で造られています。
ミッドソールまで減っていても、ウェルトの縫いをほどき、新しいミッドソールへ交換し縫い直すことでソール交換修理することができます。
当店ではミッドソール交換になった場合でも追加費用(ミッドソール代)は頂いておりません。(レザーミッドソールの場合は除きます。)
また、元と違うソールへ交換する場合は、交換するアウトソールに合わせたミッドソールへ交換いたします。
修理できない靴(グッドイヤーウェルト製法の場合)
グッドイヤーウェルト製法の靴で、写真のようにウェルトが切れてしまっている場合は、縫い直すことができないため、オールソール交換の修理ができません。
ソール交換の修理ができない靴の例
上の写真、
(A)のように、つま先やかかと部分に巻きあがった形のソールの場合や、
(B)のように、甲革とソールとの接着面が平らではない場合は、
製法上修理することができません。
また、カジュアルなスポーツシューズなども修理できない場合が多いです。
ご心配な方は、お申込みいただく際に、靴の写真を添付してください。
または、メールに靴の写真を添付いただき、ご質問いただいても結構です。
写真は、インジェクション・モールド式のトレッキングシューズ(登山靴)。
加硫ゴムによる圧着式のため、オールソール交換できません。
同形状への復元が難しいためです。